独断と偏見による『ニュージーランドMY BEST』の第3弾。今回は【ファーマーズ・マーケットおすすめ5選】をご紹介。「なぜニュージーランドでファーマーズ・マーケット?」と思う人も多いかもしれないが、ここには人の優しさ・美しいライフスタイル・大地の豊かさと、ニュージーランドの魅力がギュッと凝縮されている場所

ニュージーランドではファーマーズ・マーケットは「生活の一部」であり、いつも素晴らしいエネルギーとたくさんの笑顔が溢れている。そしてここに来ればこの国がなぜこれほど豊かなのか。その理由を垣間見ることができるだろう。それでは早速、ぼくがお勧めする ”とっておき” のファーマーズ・マーケットを5つ紹介していこう。

5位 Hawke’s Bay Farmers Market

「シャルドネの都」と称され、ワインやフルーツの産地として人気の高いエリア『ホークス・ベイ』のファーマーズ・マーケット。毎週日曜日に緑豊かなワイココ・ガーデンで開催され、ニュージーランドのファーマーズ・マーケットでは最大規模。子供のための専用エリアが設置されているなど、設備が充実しており、家族連れでマーケットを楽しむのがホークスベイ・スタイル。

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Hawke’s Bay Farmers Market
Kenilworth Road, Waipatu 4122, New Zealand
毎週日曜日 8:30am – 12:30pm
URL:www.hawkesbayfarmersmarket.co.nz
Instagram:@hawkesbayfarmersmarket

4位 Marlborough Farmers Market

ニュージーランドが世界に誇るソービニヨン・ブランの名産地マールボロ地方の中心地「ブレナム」で毎週日曜日に開催されている『マールボロ・ファーマーズ・マーケット』。

このマーケットをお勧めしたい最大の理由が観光客がほとんどいないこと。そのため他のマーケットと比べて ”ニュージーランドらしさ&ローカル感” をより濃く感じることができる。日照時間が長く、温暖な気候で育てられたワインやフルーツ、マールボロ・サウンズのムール貝やサーモンなどの海の幸も豊富で、この大地からの恵みを存分に楽しんでほしい。

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Marlborough Farmers Market
24 Maxwell Road, Blenheim
毎週日曜日 9:00am – 12:00pm
URL:www.marlboroughfarmersmarket.org.nz

3位 Christchurch Farmers Market

緑豊かな街並みが愛され「ガーデン・シティ」と呼ばれる南島最大の都市クライストチャーチで毎週土曜日に開催されている『クライストチャーチ・ファーマーズ・マーケット』が3位にランクイン。笑顔溢れる地元の人たちと豊かな食材に囲まれたマーケットの雰囲気はニュージーランドの中でも最高クラス。会場は歴史ある建造物と緑に囲まれ、すぐ横には小川が流れている中で過ごす時間は最高のひと時になるはず。

またクライストチャーチに限らず、カンタベリー地方すべての食材がここに一斉に集まり、バラエティーに富んだ多国籍のフードも楽しめる。土曜日の朝は、宿泊先ではなく、ここでパワーチャージをしよう。

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Christchurch Farmers Market
16 Kahu Road, Fendalton, Christchurch
毎週土曜日 9:00am – 1:00pm
URL:www.christchurchfarmersmarket.co.nz
Instagram:@christchurchfarmersmarket

2位 Nelson Saturday Market

「サニーネルソン」と言われるように国内随一の晴天率を誇り、オーガニックでサステイナブルな暮らしがギュッと凝縮されている『ネルソン・サタデー・マーケット』。ネルソンの人たちはフレンドリーで地元愛に溢れており、こちらが聞かずともお勧めをどんどん紹介してくれる。

豊かな大地で育てられたオーガニックのフルーツや野菜が数多く揃っているのはもちろんのこと、カフェやベーカリーも多く出店しており、朝食をとるには最高の環境が揃っている。さらにこの町には多くのアーティストが暮らしていることもあり、ここでしか手に入らないアクセサリーやクラフト、陶器などもたくさん売られている。

「生活の一部」と言えるほど、地域に根付いているマーケットで、ネルソンに来た際はここは絶対に外してはいけない。40年以上続く歴史あるファーマーズ・マーケットの雰囲気を、ぜひその肌で体感して欲しい。

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Nelson Saturday Market
Montgomery Square, Nelson
毎週土曜日 8:00am – 1:00pm
URL:https://www.nelsonmarket.co.nz/

1位 Matakana Village Farmers Market

オークランドから車を北に走らせること約1時間。数多く訪れたニュージーランドのファーマーズ・マーケットの中でぶっちぎりのNo.1が、ここ「食の都」と称される ”Matakana(マタカナ)”

レトロでセンス溢れる空間に、地元で育てられた旬な食材が並び、人々には笑顔と優しさが溢れている。カントリーミュージックも毎週開催されており、そこに一歩踏み込めば、まるで映画の中に入り込んだのような感覚に陥ってしまうほど、ここの雰囲気は格別。あなたもきっと「この町に暮らしてみたい」と恋に落ちてしまうだろう。

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Matakana Village Farmers Market
2 Matakana Valley Road, Matakana
毎週土曜日 8:00am – 1:00pm
URL:https://www.matakanavillage.co.nz/market
Instagram:@matakanafarmersmarket

▶ まとめ

独断と偏見で選んだ『ニュージーランドのファーマーズ・マーケットおすすめ5選』いかがだっただろうか?改めて一覧にして振り返ってみよう。

ニュージーランドのファーマーズ・マーケットおすすめ5選

1位 Matakana Village Farmers Market
2位 
Nelson Saturday Market
3位 
Christchurch Farmers Market
4位 
Marlborough Farmers Market
5位 
Hawke’s Bay Farmers Market

今回このランキングを作成して感じたこと。それは素敵なマーケットには、必ず素敵な ”笑顔” があること。そして ”地元愛” に溢れているということだ。特にマタカナとネルソンは ”地元愛” が強く感じることのできた街。

ぼくはここで出会った人たちから「自分が暮らしている場所を愛すること」は人生を豊かに生きる上で、とても大切なことだと、教えてもらった。ぜひ時間を作って、この空気に実際に触れてみて欲しい。

【番外編】ファーマーズ・マーケットを楽しむコツ

そして最後にファーマーズ・マーケットを楽しむための ”3つのコツ” を伝授して終わりたいと思う。これをやるだけで、ファーマーズ・マーケットが10倍楽しくなるのでぜひトライしてみて。

1. 朝食はホテルでとらず、ファーマーズ・マーケットで食べる。

2. 試食する際に一言 ”Can I try?” 声をかけると好感度がアップ。試食した後は ”Lovely” とか ”Beautiful” とか簡単な単語でいいので一言感想を伝えるとすごく喜んでくれる。

3. さりげなく日本人をアピールする。ニュージーランドには日本好きの人が多くいるため、日本人とわかると得をすることもある。ぼくがよく使うフレーズは ”I have never eaten(seen) in Japan”。これ日本で食べた(見た)ことがないな~と伝えると、そこから色んな会話が生まれる。

英語があまり得意でない日本人にとって、現地の人と話すことに抵抗がある人はたくさんいると思うが、心配しなくても大丈夫。ニュージーランド人はとても気さくなので、こっちが理解していようといまいと、まくし立てて話しかけてくるので、笑顔でニッコリと笑っていれば問題なし。ぜひファーマーズマーケットに足を運んで、ニュージーランドの豊かさの真髄に触れて欲しい。

著者4人の写真

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トミマツ タクヤ

ニュージーランド写真家

大学卒業後、大手企業に就職するも会社員生活に馴染めず転職を繰り返す。度重なる体調不良をきっかけに会社員生活に終止符を打ち、2013年 世界一周を夢見てニュージーランドへ初渡航。数ヶ月の滞在予定がニュージーランドのライフスタイルやウェルビーイング(心の豊かさ)に衝撃を受けて、1年4ヶ月もの歳月を過ごす。

帰国後は人生観を大きく変えてくれたニュージーランドの魅力を届けるべく、ニュージーランド写真家として活動を開始。『Small is Beautiful -より小さく より美しく-』をテーマに撮影・表現活動を行う。2015年から過去50回に渡り「写真×音楽×ストーリー」を組み合わせた上映会スタイルの写真展『Small is Beautiful』を日本全国で開催。”写真展示のない写真展” として話題を呼び、延べ5000名以上を動員。自身の人生をも変えたそのメッセージと世界観は多くの人の感動を呼ぶ。

2018年9月にはガイドブック『LOVELY GREEN NEW ZEALAND』を四角大輔氏らと共に出版。2020年1月にはニュージーランドの最長ロングトレイルコース『テ・アラロア』3,000km縦断に挑戦するも、ロックダウンにより1,100km時点で中断(2022年11月より再開予定)。

2020年5月には幸福先進国ニュージーランドに学ぶ「心豊かな生き方=Small is Beautiful」について学び、実践するための オンラインコミュニティ『iti(イティ)』をスタート。日本にいながらもニュージーランドを感じられるような場を作るべく『iti village project』を起ち上げるなど、“Small is Beautiful” の世界観の追求を続けている。

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▶︎ 撮影用HP:TAKUYA LeNZ Photography

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